睡眠は美容や健康に大きく関わっています。皆さんも睡眠不足が続くと、肌が荒れたり、体調を崩したりすることがあるのではないでしょうか。睡眠時間をしっかりとることはもちろんですが、睡眠の質を高めることが重要。そのためには、就寝前の時間を整えることが大切です。
まず、夕食は就寝の3時間前までには済ませること。消化が落ち着くまでに3時間程度は必要です。お腹がいっぱいだと、眠っていても胃腸が働き続けるため、起きたときに疲れがとれていないように感じられます。就寝中に体が休められるように、早めの食事を心がけましょう。
就寝の1時間くらい前からは、眠るための準備を。テレビは消すかボリュームを落とす、静かな音楽を流すなどリラックスできる環境を作りましょう。照明も少し落とすなど、目と耳を休ませることを考えてください。また、ベッドでスマホを見ている……という人も多いと思いますが、就寝前のスマホはNG。脳が冴えてしまうので、デジタルより、本を読んだり雑誌をめくるくらいのほうがお勧めです。
また、ベッドの上で腹式呼吸をするのも、心と体をリラックスさせてくれます。腹式呼吸とは、お腹の中に空気を入れて全部吐き出すという呼吸法。腹式呼吸が苦手という人も、横になって呼吸してみると自然に腹式呼吸になるので、意識せずにできるはず。ゆっくり息を吐ききって、ゆっくり吸う。これを繰り返すと、自律神経が落ち着き、副交感神経が働いて眠りにつきやすくなります。5回程度を目安にゆっくり腹式呼吸をしてみましょう。
就寝前の時間を整えて、睡眠の質が向上すれば、明日への活力につながるはずです。