多くのご家庭で収納に困っているモノの代表格として挙げられるのが、“無料でもらえるモノ”です。例えばコンビニなどでもらう割り箸やスプーン、おしぼり、ドラッグストアなどでもらう化粧品のサンプル、ホテルなどのアメニティグッズなどなど。
一つひとつが小さく邪魔にならないので「いつか使うだろう」「もらっておいて損はない」と、ついもらってしまいます。さらに、お店側が当然のように購入したモノと一緒に渡してくれるので、断るタイミングも逃してしまいがちです。ホテルでも最近はアメニティグッズが充実しているので、「せっかくだから」と持ち帰る人も多いでしょう。不要なモノではありませんが、割り箸を毎食使うことはありませんし、ホテルのヘアブラシを普段使いすることもないでしょう。ため込むと収納スペースを圧迫することにもなるので、以下のようにルールを決めてみてください。
●割り箸やスプーン:劣化の心配がなく、行楽や来客、災害時などには便利。収納するスペースを決めて、それ以上はもらわない、たまったら使うなどルール化を。
●おしぼり:乾燥してしまい長期保存はできないので、ちょっと汚れたところを拭くなど、早めに使用。
●アメニティグッズ:ヘアブラシや歯ブラシなどは使用感の好みもあるので、自分に合わなければ思い切って処分。使わなさそうなモノは持ち帰らないように心がけて。
●化粧品サンプル:基本的に簡易包装で、劣化すると肌トラブルの原因にもなりかねないので、半年~1年以内に使用を。早めに使用感を試してみましょう。
いずれも、もらったら早めに使用してため込まないようにするのが基本。SDGsの観点から断る勇気を持つことも大切です。便利なアイテムではあるので、所有するスペースを決めて必要な量をキープしましょう。