一戸建て住宅のキッチンによくある床下収納。
デッドスペース部分を利用して設置された収納スペースです。
実は床下収納の歴史は意外と古く、明治時代ごろから使用されていたといわれています。
台所の床の一部が揚板になっていて、揚板を外して物を取り出して使用していました。
当時は、キッチンは北側に配置する事が多く、暗くて涼しい床下はお漬物や梅酒などを保管するのに重宝していたようです。確かに田舎の床下にぬか床や梅酒などがあって、毎朝、ぬかを混ぜていたイメージがあります。
現在では、そのような保存食だけでなく、ご家庭によってさまざまなものを収納されています。たとえば備蓄用の食品や防災グッズ、洗剤やキッチンペーパーのストック、季節物など、使用頻度が少なくかさばる物を収納することが多いです。
また収納だけでなく、床下の点検口も兼ねて床下収納を設置することも。収納部分をはずすと床下が見られるようになっていて、水まわりの給排水管などを点検できます。点検口の設置は長期優良住宅の認定を受ける際にも義務付けられており、家の状態を管理していくのに役立ちます。家を購入したときにそもそもついていなかったり、新設したい場合、お気軽にご相談ください。