毎日の生活の中で、ストレスと無縁で暮らすというのはなかなか難しいことではないでしょうか。特に長く続くコロナ禍では、新たな緊張感も加わり、これまでの日常以上にストレスを感じてしまっている方も増えています。
ストレスは心と体にさまざまな悪影響を及ぼすと言われています。うつ病など心の病気のほか、頭痛やめまい、アレルギー、胃痛などにもつながります。また、ストレスを感じると、自律神経系、内分泌系などのバランスが崩れて、アドレナリンやコルチゾールという血糖値を高めるホルモンが分泌され、逆にインスリンの分泌や働きが抑制されるため、高血糖を引き起こすことも。
ストレスを感じることで、食欲中枢を刺激するホルモンが分泌され、過食になる場合もあります。スイーツや美味しい物の食べ過ぎ、お酒の飲み過ぎなどを招き、ストレスを発散するどころか、内臓脂肪が蓄積し、結果として高血糖になってしまうのです。
ストレスをため込まないようにするには、自分に合った正しい解消方法を見つけることが大切です。十分な睡眠をとる、ゆっくり入浴する、散歩する、音楽を聴くなど、リラックスする方法は人それぞれ。また、笑ったり泣いたりすることで交感神経の緊張が和らぐというデータもあるので、お笑い番組を見たり、映画や小説などに触れるのもオススメです。コロナ禍で思うように外出したり、友人と会うことができず、ストレスが解消できないという方も多いと思いますが、手軽にできることから始めてみてはいかがでしょうか