素材に加えて、家の中のこまかい部分は掃除の手間がかからない仕様にするというのも大切です。
たとえば家の中の段差はその中のひとつです。
家の中でほこりがたまりやすい床面には、できるだけ段差をつけないのが理想ですね。
廊下とリビングや個室の間に段差があると段差の角にほこりがたまりやすくなるので、フラットにしておきたいものです。掃除機やモップが動かしやすくなって一石二鳥です!
また、引き戸はレールが床面に出ない上吊り仕様にすると、同じように床面がフラットにできます。出入口だけでなく、ウォークインクローゼットなどの収納スペースも上吊り仕様のドアにするのがおすすめです。
さらに、リビングや寝室の収納は、壁面を活用した造り付け収納にして扉をつけると、内部にほこりが入らないので拭き掃除の手間がかなり軽減します。いわゆる「隠す収納」になるので、すべてをそうすると味気ないと感じるなら、一部だけオープンにしたり、ガラス扉を採用するといいでしょう。要は、拭き掃除が必要な平面部分をできるだけなくすようなプランをリノベーションの計画時にしっかり練ることが重要です。