最近、在宅勤務が増えているという方も多いのではないでしょうか。在宅勤務の問題が運動不足。駅まで歩いたり、電車で立ったりすることがないのはもちろん、そのほかにも会議室まで移動したり、コピー機まで取りに行ったり、上司に呼ばれて立ち上がったり……オフィスにいると意外にあった“動く理由”がなくなってしまいます。これまでとは生活スタイルが根本的に変わってしまうのです。
家で仕事をしているときの自分をよく考えてみてください。お茶やコーヒーなど飲物をまとめてデスクまわりに用意していませんか? 小腹がすいたときのお菓子も手元に置いてあるのではないでしょうか? 立ち上がるのは数歩先のトイレに行くときくらい。自分のまわりだけですべて済ませてしまっていませんか?
さらに、仕事をしながら食事するなどメリハリがなくなると、満腹感が得られず消化不良になることも。このような日常が続くと太りやすくなり、健康に支障が生じる可能性もあります。
運動不足を解消するには“立つ理由”を作ることが大事。飲物は1杯だけ用意して、飲み終わったら必ずキッチンへ。そしてお湯を沸かしている間に、軽く体を動かしましょう。ずっと座っていると股関節が固まるので、ひざと股関節がそれぞれ90度になるように片足ずつ上げ下げを。太ももを上げるというより、ひざから上げる感覚でやってみてください。さらに腰を回したり、背伸びをしたり、息を吐きながら全身をいろんな方向にゆっくり動かします。体を動かすタイミングを作るために、30分に1回、アラームをセットするのもオススメです。筋肉は使わないと衰えます。意識的に体を動かすことが、ケガの予防や健康な体づくりにもつながります。