キッチンには調理器具や調味料、食材、食器などのさまざまなものがあるので、しまい方にも頭を悩ませがち。
必要なものを素早く取り出せるように収納すれば、調理の時間も短縮できて、片付けもラクになります。今回は調理器具を効率的に出し入れできる収納方法にポイントを絞ってご紹介したいと思います。
① 使いやすいものだけを選ぶ
ほとんど出番がないのにしまってある調理器具はありませんか。微妙なサイズ感や重さなど、自分が扱いやすい器具は、家事効率も上がります。使いにくいものは思い切って処分しましょう。
②あえて「余白(すきま)」を作る
何重にも重ねられたボウルや鍋の中から、ひとつだけ取り出したいときや、菜箸やしゃもじ、スプーンなどのさまざまなアイテムがびっしり詰め込まれた引き出しから使いたいものを探すときなど、取り出すのに毎回手間がかかってしまいますよね。調理中は複数のメニューを同時に作ることも多く、手早く済ませたいもの。そこで、収納スペースには余白をもたせておきましょう。収納を開けたときにしまってあるものが一目瞭然なら、すぐに探せてパッと取り出せます。一連の調理作業がスムーズに流れます。
③自分の身体に合った収納位置を見つける
人によって出し入れしやすい場所は変わります。背の低い人には、背伸びをしなければ届かない高さにある吊戸棚は、収納スペースとして機能しません。逆に、足元に広い収納スペースがあっても、背の高い人にとっては、都度かがまなければいけないので不便です。最も出し入れしやすい高さは、肩~腰の範囲です。使う頻度が高いものから、便利な場所へ収納を。おせち料理の道具など限定的なものは、あえて不便な場所へ収納しても良いでしょう。