壁付けキッチンの最大の魅力は空間効率がとても良いこと。
キッチンを壁付けにすることで、リビングを広く使うことができるんです。
たとえば、同じ広さのLDKスペースがある場合、対面キッチンにすると設置されたキッチンを隔ててキッチン空間とリビング空間が分けられます。
キッチンで作業をする部分やその背後はキッチンのスペースとなり、残ったスペースがリビング部分となります。
一方、壁に向けてキッチンを設置した場合は、キッチンに立つ部分も含めて全てをリビングスペースとして使うことが可能です。そのため、スペースが限られるような空間では壁付けキッチンが好まれて採用されます。
壁付けキッチンのメリットは他にもあります。
まずは壁に向けて作られているので水はねや汚れの心配が少ないことです。
オープンキッチンだとリビング方面に水はねや洗剤汚れが飛び散るおそれがあります(この場合、シンク奥を立ち上げる、アクリル板を付けるなどの対処法があります)。
壁付けのキッチンなら水がはねても壁のキッチンパネルやタイルをさっと拭けばいいだけなのでお手入も楽ですね。
また、お料理好きの方の中にはあえて壁付けキッチンをご要望される方もいるのですが、このような方は「壁に向かって立つキッチンの方がお料理に集中できる」とおっしゃいます。
壁を収納スペースとして利用することができるのも大きな利点です。よく使うお玉やフライパンなどを吊るして収納すればさっと使えてとても便利です。
対面式もよいポイントはたくさんありますが、壁付けキッチンも良いものです。