肌老化の原因の1つと言われる活性酸素。
紫外線や大気汚染、タバコの煙などの影響で体内や肌の表面に発生し、
肌の皮脂と結びつくと酸化が起こり、過酸化脂質に変化します。
これは、いわゆる「肌サビ」というもので、カットしたリンゴの表面が茶色く変化したり、釘などがサビてもろくなるのと同じような現象。
シミやくすみなど、肌のダメージにつながります。
残念ながら、私たちが生きている限り活性酸素は避けられないもの。
しかも30代を過ぎたころから年齢とともに過酸化脂質が増加し、
さらに紫外線を多く浴びた人ほど肌サビに悩まされやすくなります。
美肌をキープするためには、美白ケアと同時に「抗酸化対策」を日常生活に取り入れることが大切なのです。
抗酸化作用に優れた成分として挙げられるのが、ポリフェノールです。
ポリフェノールを多く含むものといえば赤ワインが有名ですが、
ワインが飲めない人には摂取するのが難しいでしょう。
そこでお勧めなのがビタミンCです。
過酸化脂質が一度できると次から次へと増え、肌の深部にまで影響を及ぼします。
肌の弾力に重要なコラーゲンやエラスチンなどの組織にダメージを与え、シワやたるみの原因となるのです。
ビタミンCをしっかり体に取り入れることは、美白ケアと同時に抗酸化作用ももたらします。
ビタミンCが配合されたスキンケア化粧品を使ったり、レモンやキウイ、ブロッコリー、ピーマンなど、ビタミンCを多く含む食材を毎日の食事に摂り入れるとよいでしょう。